2 ウチダ 葛根湯加辛夷川芎 煎じ薬
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。 |
(Mainly treatment) 風寒性(悪寒)のカゼ・鼻炎 |
●鼻や喉の粘膜は、普段体力が強いときはカゼ等に抵抗力がありますが、外界の温度や湿度の変化、過労、睡眠不足や感冒'(カゼ)等によって身体の調子が狂いますと抵抗力が衰え粘膜に炎症(いわゆる鼻炎)をおこし鼻がつまり、、時として副鼻腔が化膿し膿汁の排出等の症状があらわれ蓄膿症となります。本剤は、これらの諸症状の改善にすぐれた効果をあらわします。 ●近年、食生活や環境の変化などにより蓄膿症(ちくのうしょう)や慢性鼻炎などの鼻の病気が増えています。「鼻がスッキりしない」のは非常にうっとうしく、またつらいものです。 ●ウチダ葛根湯加辛夷川キュウ煎じ薬は、鼻づまりを中心に、膿汁(のうじゅう)などの症状を伴うような場合に用いて効果があります。 ○比較的体力があり、頭重感や肩こりを伴う方に向いています。 |
【適応症】鼻づまり、蓄膿症、慢性鼻炎、鼻閉 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、体の虚弱な「虚証」の方、胃腸の調子の悪い方、発汗の多い方、顔の赤い(熱証)方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
従って、この期間のご注文の発送は1月6日(水)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0969 | 30日分 | 9,980円 | 10,479円(税込) |
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【診断のポイント】 ●鼻腔、副鼻腔の炎症症状 ●項背強 |
葛根湯加川芎辛夷は、次の証の方に最適です。 ●風寒(表寒) » |
【効能効果】(efficacy)(健康保険上) 鼻づまり、蓄膿症、慢性鼻炎 |
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。葛根湯加川きゅう辛夷は、主薬の葛根をはじめ、下記の7種類の生薬からなります。薬理的に重要な役割をする麻黄には、交感神経刺激薬のエアェドリン類が含まれます。そのほか、おだやかな発汗・発散作用のある桂皮、痛みをやわらげる芍薬、鼻の通りをよくする辛夷などが配合されています。 ●カッコン…2.955g ●タイソウ…2.216g ●シャクヤク…1.477g ●ショウキョウ…0.739g ●シンイ…2.216gに相当 ●マオウ…2.955g ●ケイヒ…1.477g ●カンゾウ…1.477g ●センキュウ…2.216g |
食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2〜3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2〜3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 |
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鼻づまり、畜膿、慢性鼻炎など、鼻疾患を治療する漢方の良薬
【葛根湯加川芎辛夷の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈急性蓄膿症〉
小6の男児。 ・現代病名:急性蓄膿症 | |
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〈手術でも治らなかった蓄膿症が漢方で治った〉
Kさん(45歳・男性)は1年ほど前、アレルギー性鼻炎から移行した蓄膿症の手術を受けました。しかし、術後も症状はあまり改善されず、季節や体調によっては相変わらず鼻水・鼻づまりに悩まされる日々を送っていました。そんなKさんが漢方薬に興味をもったのは、自然なことだったかもしれません。 ・現代病名:蓄膿症 | |
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【葛根湯加川芎辛夷類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
葛根湯 » …本方と同様の症状を呈するが、発病の初期あるいは慢性病の急性増悪期に用いる。 | |
小青竜湯 » …本方に比して体力がやや低下した人で、水様性の鼻汁が多い場合に用いる。 | |
荊芥連翹湯 » …体力中等度の人で、体質的に副鼻腔、外耳、中耳、扁桃などに炎症を起こしやすく、燥熱証で分泌液が一層粘稠膿性の場合に用いる。 | |
●本剤は、漢方の古典「傷寒論」(しょうかんろん)(後漢時代)収載の薬方を基本とした我が国の経験処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく煎じ薬としたものです。 ●本方は葛根湯に川きゅうと辛夷を加味した処方で、処方名はこれに由来します。 ●葛根湯に川きゅうと辛夷を加えた鼻炎・鼻づまりの治療薬です。 ●鼻づまりが激しく、頭が重く、肩がこり、気分がイライラして落ち着かない場合に使用します。蓄膿症では、膿性の鼻汁を伴う場合に使用します。 |
煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ
煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30〜40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2〜3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
【頁内目次】…クリックして下さい。写真は上海の街並。