ウチダ漢方薬72 ウチダ 甘麦大棗湯 煎じ薬

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商品情報
  煎じ薬 煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。  
  主治(Mainly treatment)
臓躁(夜泣き、ひきつけ、ぼんやりする、あくびがよく出る、眠りが浅い)  
甘麦大棗湯 ウチダ 甘麦大棗湯 煎じ薬 ウチダ 甘麦大棗湯 煎じ薬
  ●はなはだしい興奮状態を鎮静させ、また急迫性けいれん症状を緩解させます。
ウチダ甘麦大棗湯煎じ薬は、蔵躁(古典的なヒステリー様症状)に対する処方です。
●虚弱体質者で、症状の激しいことが本方を使用する条件です。お腹にさわってみると、腹直筋が拘急していることが多いです。
●3つの薬味は、みな緩和鎮静の薬で、心を養い神経の興奮を鎮めるものです。
●心身の興奮状態をしずめる働きがあります。体力がなく虚弱で、腹直筋が緊張している方に適します。多くの場合、お子様もしくは女性に用いられます。
●肉体的には丈夫のに、気が弱く衰えているなど、不安定な精神状態を改善し、明るく肯定的な気持ちにさせる良薬口に甘しの漢方薬です。
 
  【適応症】ヒステリー、てんかん、小児夜驚症、夜啼症、激しいけいれん性の咳(痰のない乾性の咳)、自律神経失調症、小児の夜泣き、ひきつけ、小児及び婦人の神経症、不眠症、チック症、舞踏病、泣き中風、笑い中風、そううつ病  
  【妊娠・授乳の注意】女性 ●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
 
 
区切り
●12月28日(月)〜1月4日(月)は、ハル薬局実店舗がお正月休みです。
従って、この期間のご注文の発送は1月6日(水)以降になります。

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k0972 30日分 9,980円 10,479円(税込)
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区切り
  【診断のポイント】
●著しい神経興奮
●痙攣、腹皮攣急(腹直筋は緊張)
●あくびを頻発
 
  甘麦大棗湯は、次のの方に最適です。
弁証論治
●心血虚 »
●心脾気血両虚(心血虚+脾気虚) »
雲崗石窟(山西省大同市)  
張仲景(医方の祖)
  【効能効果】(efficacy)(健康保険上)
夜泣き、ひきつけ。
 
  成分
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。甘麦大棗湯には、緩和作用をもつ甘草のほか、小麦と大棗の3種類が配合されています。小麦は食用でもありますが、体を冷やし、興奮をしずめる作用があるとされます。大棗にも同様な効果が期待できます。
日本薬局方 タイソウ(大棗)…6.0g
日本薬局方 カンゾウ(甘草)…5.0g
ショウバク(小麦)…20.0g

 
 
李時珍(本草綱目の編集)龍門石窟(河南省洛陽市)
  使用方法
食前または食間に服用 食前または食間に服用してください。
食間とは…食後2〜3時間を指します。
大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2〜3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。
 
   
 
 
本剤は、〈煎剤〉です。
煎剤 煎剤…生薬に水を加えて煎じ(煮出し)、生薬の成分を抽出させた熱い煎じ薬を薬として飲むものです。
 
 
長生きの方(中国の100歳以上)

症例・病例・治癒例・case study
足跡【甘麦大棗湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
 

1〈外傷後のひきつけ〉

治例図

小学校三年の女子。
誤って転落して頭を強打し、人事不省に陥ること三日に及んだ。覚めてみると右半身不随となり、「昼夜に数十回も角弓反張(全身痙壁)の発作を起こして人事不省となる。覚めてみると、あくび頻発し、言語は不明瞭、諸治療をうけたが効がなかった。診ると全身に軽度の浮腫があり、脈は緊でやや数、右腹直筋の撃急が強度で棒のようである。甘麦大棗湯一カ月間服用ののち発作が減少し、10カ月で全治した。

・現代病名:外傷後のひきつけ

 
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2〈猛烈な癇癪(かんしゃく)発作〉

治例図

16歳の男子。
一見頑健そうに見える。幼時脳膜炎にかかった。八歳のときから癒滴の発作を起こし、年とともに激しくなった。諸治療をうけたが治らず、ついに信仰に頼り、俄悔と祈りの行に励んでいた。しかし読経に熱中すれぱするほど発作が激しく、これは祖先の霊のたたりであると信じている。
脈は弦で、腹筋は緊張拘急し、肝臓が腫大し、圧痛がある。初め柴胡清肝散効なく、次に柴胡加竜牡湯を与えたが無効。再び柴胡清肝散にすると発作はいよいよ激しく、連続昏睡が三時間も続き、三日三晩発作の連続であった。
そこでこの急迫的発作と、その行動が神がかりの状態であるので、甘麦大棗湯にした。
これをのむと夢からさめたように発作はやみ、二カ月間続けているうちに、軽い発作が二度起こっただけで性格も一変して従順になった。このような猛烈な発作に柴胡剤や黄連解毒剤のような苦味は適当せず、甘味のあっさりしたものがよいようである。

・現代病名:癇癪(かんしゃく)発作

 
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3〈鬱病〉

治例図

戦後二年ほど経たころ、茨城の田舎で往診した。17歳の頑健そうな男子である。
半年ほど前から学校を休んで、呆然として毎日を過ごすようになった。何事をするにも意欲がなく、いかにも物憂い態度である。
この患者の特徴として、午後四時になるときまって自ら一室に入り、何事かを悲しむがごとく、さめざめと泣き続け、一時間ほどするとやみ、部屋から出てくるというのである。
患者は全く無表情で、自ら容態を訴えようとはしない。脈は特記すべきものはないが、腹部は堅く、板のように張りつめている。
婦人ではないが、しばしぱ悲しんで泣くという。その様はあたかも悪きものでもついたようで、毎日きまって一室に入って泣くということが、「喜悲傷架せんと欲し、象神霊のなすところのごとし」に相当するものとして、甘麦大棗湯を与えたところ、二カ月ほどで泣くことはやみ、漸次回復した。

・現代病名:鬱病

 
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4〈再び月経が起こり、気力も回復〉

治例図

食品会社に勤めるTさん(52歳・女性)は、月経が止まって数ヵ月が過ぎていました。
気分は落ち着かず、イライラして、生きるのも苦痛という、そんな状態が続いていたそうです。次第にやる気が失せ、仕事にも行かなくなってしまいました。初めてS病院に来たのは知り合いの紹介でした。以前友人がお世話になったということで、漢方薬を処方してくれる婦人科系の病院を選んだようです。
医者がTさんの症状をみると、目はつり上がり(怒っているような雰囲気)、手足は冷たく、のぼせがありました。そこで、加味逍遙散甘麦大棗湯の2つが処方されることになったのです。
毎日欠かさず1ヵ月間、両処方を飲み続けたところ、気力が回復し仕事に行けるようになりました。
2ヵ月もすると、今度は体から冷えが取れ、月経が再び来たそうです。これは、漢方薬を飲んだことで、一度止まったと思われていた月経が再び起こり、体にたまった汚いものを全て洗い流してくれたのです。それ以降、気分は明るくなり、今まで以上に活発な生活を送っているそうです。

・現代病名:更年期障害

 
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5〈ひどい夜泣きが1週間で治まった〉

治例図

2歳の男の子を持つ母親が「息子は敏感な子どもで癇(かん)が強く夜泣きがひどい」と漢方薬局に相談に来ました。連日のように続く子どもの夜泣きのせいで、母親の表情はうつろで明らかに疲れがたまっているようでした。
漢方薬局では、癇の強い夜泣きに効く抑肝散を勧められました。この漢方薬は苦みがわずかにあるので、細粒にしてミルクに混ぜたり、ジュースに入れるなどして、1日3回(分量は1g以下程度)飲ませたところ、約1週間で滴の虫が治まり夜眠れるようになったそうです。その即効性には母親も驚いてしまい、以来夜泣きで同じように悩んでいる母親を見ると、漢方薬を使ってみるように勧めているそうです。
この症例では抑肝散が処方されていますが、同じ夜泣きでも胃腸の弱い子どもには甘麦大棗湯が有効だと考えられています。甘麦大棗湯は、味が甘く苦みも少ないので、子どもにとっても飲みやすい漢方薬の1つです。大人が飲んでも神経が落ち着いてリラックスできます。そのため、不眠症の改善にもよく用いられる処方です。

・現代病名:夜泣き

 
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足跡【甘麦大棗湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
 

リンク抑肝散 » …虚実中間証、神経過敏で興奮し易いが、本方証のような急迫症状は訴えない。

 
 

リンク半夏厚朴湯 » …ヒステリー的というよりノイローゼ的傾向。気欝と咽中炙欝の症状がみられる。(気滞、胃気上逆)

 
 

リンク桂枝加竜骨牡蛎湯 » …虚証、冷え症、疲れ易い。脂肪に動悸を触れる。腎虚と虚陽上浮による。

 
 

リンク柴胡桂枝乾姜湯 » …虚証、心虚の症あり。不安、神経過敏、不眠等あるが、急迫症状はない。

 
区切り
  ●本剤は、漢方の古典「金匱要略」(きんきようりゃく)(後漢時代)収載の処方に基づいて作られた煎じ薬です。
 
 

煎じ方その1 煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ


クスリ

煎じ方その2 煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30〜40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2〜3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。


クスリ
神農本草経 神農本草経
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
中国の紙幣

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