69 ウチダ 茯苓飲 煎じ薬



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![]() 脾胃気虚(胃下垂) |



●全体として溜飲(飲食物が胃に滞って、酸性の胃液がのどに上がってくること)の除去、蠕動(ぜんどう)促進(消化管壁が食物を送る運動を促進)、消化吸収の促進に働きます。 ●脾胃が虚して胃内停水をきたし悪心、嘔吐を起こしている状態に用います。 ●胃下垂・胃アトニーで、胃内停水が著しく、胸やけや呑酸(すっぱい水が上がってくること)のあるものに使用します。 ●寒虚証の方向きの漢方薬ですが、ひどい虚証の方には適しません。 ●お腹が空いているのに、吐いて食べられないという様な時によく使用します。 |
【適応症】胃炎、胃アトニー、溜飲(飲食物が胃に滞って、酸性の胃液がのどに上がってくること)、胃下垂、胃神経症、胃拡張、消化不良、胆石症 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、ひどい虚証(体力虚弱)の方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】![]() |

従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1048 | 30日分 | 12,980円 | 13,629円(税込) |

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●ご注文は、上記買物カゴ、電話、Fax、またはE-メールで承ります。![]() |

【診断のポイント】 ●悪心、嘔吐 食後苦しまずに嘔吐することが多い ●胃内停水 ●尿不利、足冷 |
茯苓飲は、次の証の方に最適です。![]() ![]() |
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【効能効果】(efficacy)(健康保険上) 吐き気や胸やけがあり尿量が減少するものの次の諸症: 胃炎、胃アトニー、溜飲 |
![]() ![]() 中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。茯苓飲の構成生薬は、胃腸によい下記の6種類です。無駄な水分を取り除く“茯苓”と“蒼朮”、滋養強壮薬の“人参”、健胃作用のある“陳皮”や“枳実”・“生姜”などです。降性の“枳実”には、みぞおちの張りやつかえを下す作用があるといわれ、胸焼けや胃酸のこみ上げにも効果的と考えられます。 日本薬局方 ブクリョウ(茯苓)5.0g 日本薬局方 ソウジュツ(蒼朮)4.0g 日本薬局方 チンピ(陳皮)3.0g 日本薬局方 ニンジン(人參)3.0g 日本薬局方 キジツ(枳実)1.5g 日本薬局方 ショウキョウ(生姜)1.0g |




![]() ![]() 食間とは…食後2~3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 |
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神経質な方の胃に効いて元気にする漢方の良薬 



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K君(17歳)は、受験前の大事な時期に食欲がなくなったので、両親も心配をしていました。本人は「食べてもおいしくない」と訴え、食べてもいないのにおなかが張って、胃の辺りがぼっこりふくれたような感じです。また、げっ、ぷが出やすくなり、げっぷをすると口まで水が戻ってくることもありました。 ・現代病名:おなかの張り | |
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34歳になるOLのBさんは、食後すぐに胃がもたれるので、あまり量が食べられなくなり、漢方薬を扱っている病院を訪れました。 ・現代病名:胃下垂 | |
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トラック運転手のKさん(45歳)は、体力は頑強ですが、神経を使う仕事のせいか、たえず胃酸過多気味でした。 ・現代病名:胃酸過多症 | |
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●本剤は、漢方の古典「金匱要略」(きんきようりゃく)(後漢時代)収載の処方に基づいて作られた煎じ薬です。 ●本方は6種類の生薬から成り、その主薬である茯苓の名をとって処方名とされました。 |
煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ

煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30~40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2~3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。


中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。

【頁内目次】…クリックして下さい。写真は上海の街並。
