1 ウチダ 葛根湯 煎じ薬
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。 |
(Mainly treatment) 風寒性(悪寒)カゼ・背や肩の凝り/表寒実証 |
●ウチダ葛根湯煎じ薬は、鼻風邪または風邪に用いられる漢方薬で、鼻がツンツンして風邪をひいたかなと思った時、またある程度体力のある方がゾクゾクと寒気をおぼえたり、頭痛がしたり、熱は出ているが汗は出ていない、といった時期に用いられます。そのほか熱がなくても、肩こりや筋肉痛などのある時にも用います。 ①風邪のひき始めで、寒気と熱感が同時にあり、汗がなく、食欲があり、特に疲労感のない人にむいている。 ②肩こりにも用いられ、両肩に人が乗ったような、上から押さえこまれたような感じの肩こりによい。 ●発汗作用があり、体の熱や腫れ、あるいは痛みを発散して治します。 ●葛根湯は、風邪の初期の寒気(さむけ、ゾクゾク)があって項背部が凝る方に効きます。 ●漢方では対症療法+自然治癒力向上の両面で対応しますが、引きはじめに適切な薬を服用して、体を温めて休むのが最良です。 |
【適応症】感冒、鼻かぜ、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み、じんましん、、熱性疾患の初期、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳線炎、リンパ線炎)、上半身の神経痛、蓄膿症、湿疹、神経痛、偏頭痛、気管支炎、耳下腺炎、水痘、涙嚢炎、五十肩、筋肉リウマチ、フルンケル、カルブンケン、皮下膿瘍(ひかのうよう)、高血圧、赤痢、夜尿症、麻疹(はしか)、おたふく風邪。 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、体の虚弱な「虚証」の方、胃腸の調子の悪い方、発汗の多い方、顔の赤い(熱証)方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0968 | 30日分 | 9,980円 | 10,479円(税込) |
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【診断のポイント】 ●項背強 ●無汗 ●浮緊脉 |
葛根湯は、次の証の方に最適です。 ●風寒(表寒) » ●寒邪犯肺・風寒束表 » ●太陽病(傷寒) » |
【効能効果】(efficacy)(健康保険上) 自然発汗がなく、頭痛、発熱、悪寒、肩こり等を伴う比較的体力のあるものの次の諸症: 感冒、鼻かぜ、熱性疾患の初期、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳線炎、リンパ線炎)、肩こり、上半身の神経痛、じんましん。 |
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。葛根湯は、主薬の葛根をはじめ、下記の7種類の生薬からなります。薬理的に重要な役割をする麻黄には、交感神経刺激薬のエアェドリン類が含まれます。この成分は、西洋医学の気管支拡張薬と同様の作用を示し、咳やゼイゼイする喘鳴をおさえます。そのほか、おだやかな発汗・発散作用のある桂皮、痛みをやわらげる芍薬などが配合されています。 日本薬局方 カッコン(葛根)4.0g 日本薬局方 タイソウ(大棗)3.0g 日本薬局方 マオウ(麻黄)3.0g 日本薬局方 カンゾウ(甘草)2.0g 日本薬局方 ケイヒ(桂皮)2.0g 日本薬局方 シャクヤク(芍薬)2.0g 日本薬局方 ショウキョウ(生姜)2.0g |
食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2~3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 ●初回服用して、発汗しなければ二時間後に再度服用して、それでも発汗しなければ二時間後に再々服用します。 |
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【葛根湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈鼻下びらん〉
10歳の少年です。 ・現代病名:鼻下びらん | |
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〈中耳炎〉
3歳の男の子です。 ・現代病名:中耳炎 | |
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〈肩こり・首の痛み〉
A子さん(35歳・女性)はある研究所に勤めています。 ・現代病名:肩こり・首の痛み | |
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〈葛根湯で腫れがひいた〉
主婦のTさん(28歳)は、先月、右の乳房がまつ赤に腫れて痛みはじめました。 ・現代病名:乳腺炎 | |
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〈”頭の一部に寒気”は葛根湯で治る〉
Yさん(42歳・男性)は1週間ぐらい前から、頭の部だけに寒気を感じるようになりました。 ・現代病名:風邪の初期 | |
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〈葛根湯を飲み5日間で回復〉
M子ちゃん(4歳)とK子ちゃん(7歳〕姉妹がはしかにかかり、ほぼ同時に発症しました。 ・現代病名:はしか | |
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〈葛根湯で下痢を治療〉
サラリーマンのAさん(42歳・男性)は、この1週間ほど、かぜの諸症状と下痢、腹痛に悩まされ、会社も休みがちでした。病院へ行っても、なかなか症状は治まりません。 ・現代病名:下痢 | |
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〈葛根湯を服用し、足湯と首にタオルで完治〉
検事のYさん(50歳・男性)は、担当した事件が大詰めに近づき、毎日多忙な日が続いていました。 ・現代病名:顔面神経麻痺 | |
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【葛根湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
麻黄湯 » …より実証。項背部のこわばりより、筋痛、腰痛、関節痛が著明。喘咳がある。 | |
桂枝湯 » …表寒虚証、病変が体表の浅い部分にある。自汗有り、脈浮緩。 | |
麻黄附子細辛湯 » …感冒様症状があるが、発熱少く悪寒が強い。表証+少陰病で脈が沈。 | |
銀翹散 » …温病系風邪(風熱(表熱))辛涼解表剤、上焦風熱、衛分証、気分証に使用。熱感があり、悪寒はない。口渇、咽痛、咳嗽がある。感冒、インフルエンザ、咽頭炎、扁桃腺、流行性耳下腺炎等。 | |
●本剤は、漢方の古典「傷寒論」(しょうかんろん)、「金匱要略」(きんきようりゃく)(いずれも後漢時代)収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく煎じ薬としたものです。 ●本方は7種類の生薬からなり、葛根を主薬とするので、葛根湯と名付けられました。 ●風邪の初期の代表薬です。比較的体力のある方で発熱・悪寒が強く、肩や首筋がこる方に、じん麻疹などにも使用されます。 ●発汗作用があり、体の熱や腫れ、あるいは痛みを発散して治します。病気の初期で、比較的体力のある人に向いています。 |
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煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ
煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30~40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2~3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
【頁内目次】…クリックして下さい。写真は上海の街並。