24 ウチダ 加味逍遙散料 煎じ薬
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。 |
(Mainly treatment) 肝鬱化火の精神不安・生理不順/血虚+肝気鬱血 |
不定愁訴が多いタイプに! ●ウチダ加味逍遥散料煎じ薬は、イライラなどを起こしたり、時には冷えたり、あるいは肩がこったり、便秘したりという、多彩でしかも症状が一定しない、女性に多い、いわゆる不定愁訴(ふていしゅうそ)に効果がある漢方薬です。 ①神経を使う為に、何となくイライラする人 神経を使い過ぎ、ストレスが蓄積している為に、相手の話も聞かずに、一方的に自分からペラペラとしゃべる人。更年期でイライラしている人にも用いられます。 ②月経が一定せず、月経前になると体調が乱れる人 月経周期が早く来たり、遅く来たりして一定しない。月経前に調子が悪くなる月経前緊張症などにも使います。 ③上半身が急に熱くなって汗が出て、その後急に寒くなる。のぼせやすく、些細なことが気にかかり、イライラして不定愁訴が多い方に用います。 ●肝機能を高めたり血圧を下げたりする作用がありますので、その適用範囲は幅広く、男性にも使用します。 |
【適応症】冷え性、虚弱体質、更年期障害、血の道症、月経不順、月経困難、不眠症、胃神経症、胃アトニー症、胃下垂症、胃拡張症、便秘症、湿疹、神経症、流産、中絶、卵管結紮後の血の道症、慢性肝炎、肝硬変症、手掌角化症、口内炎、虚弱者の便秘、自律神経失調症、膀胱炎、尿道炎、帯下、不妊症、かんしゃく持ち(怒りやすい)、産後口内炎 |
【妊娠・授乳の注意】 ●配合生薬の牡丹皮により、妊娠によくない影響をする可能性があります。大量でなければまず心配ないのですが、妊娠中の服用については医師とよく相談してください。 |
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0971 | 30日分 | 12,980円 | 13,629円(税込) |
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【診断のポイント】 ●多彩な愁訴、寒熱交錯 ●心気症的傾向 ●瘀血の証+胸脇苦満 |
加味逍遙散は、次の証の方に最適です。 ●肝気鬱結(肝気鬱滞) » ●肝火上炎(肝火旺) » ●肝脾不調(肝鬱脾虚) » ●肝胃不和(肝気犯胃) » |
【効能効果】(efficacy)(健康保険上) 体質虚弱な婦人で、肩がこり、疲れやすく、精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある次の諸症: 冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症。 ※血の道とは、本来血液の通る血管のことで、月経時、更年期、産後などの女性に見られる頭痛、めまい、精神不安などの諸症状を血の道症といい、子宮関係の病気の俗称としても使われています。 |
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。加味逍遙散には、血流をよくして体をあたためるもの、上半身の熱をさますもの、痛みをやわらげるもの、無駄な水分を取り除くもの、あるいは滋養作用をもつ生薬などがいろいろと配合されています。 日本薬局方 サイコ(柴胡)3.0g 日本薬局方 シャクヤク(芍薬)3.0g 日本薬局方 ソウジュツ(蒼朮)3.0g 日本薬局方 トウキ(当帰)3.0g 日本薬局方 ブクリョウ(茯苓)3.0g 日本薬局方 サンシシ(山梔子)2.0g 日本薬局方 ボタンピ(牡丹皮)2.0g 日本薬局方 カンゾウ(甘草)1.5g 日本薬局方 ショウキョウ(生姜)1.0g 日本薬局方 ハッカ(薄荷)1.0g |
食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2~3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 |
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【加味逍遙散の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈更年期障害〉
38歳、主婦。 ・現代病名:更年期障害 | |
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〈性生活の不調〉
51歳のA子さんは、閉経して半年になりますが、閉経したら愛液の出方がぐっと減るのでしょうかを質問されました。 ・現代病名:性生活の不調 | |
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〈夢の中でもイライラする〉
Hさん(60歳・女性)はイライラして落ち着かず、眠りも浅く、夢の中でもイライラするほどでした。毎年、春先になると、1日に3回ぐらいイライラして、精神不安に襲われます。病院では特に異常はないといわれ、漢方専門の薬局に相談に行きました。 ・現代病名:イライラ | |
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〈再び月経が起こり、気力も回復〉
食品会社に勤めるTさん(52歳・女性)は、月経が止まって数ヵ月が過ぎていました。 ・現代病名:更年期障害 | |
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〈1ヵ月で不快な症状がすっかり消失〉
専業主婦のS子さん(49歳)は、最近、生理が不順で途絶えがちになるとともに、イライラすることが多くなり、それまでほとんど起こることのなかった肩こりをはじめ、頭重感、めまい、不眠、動悸、食欲不振、全身のだるさなど、いろいろな症状が入れ代わり現れるようになりました。 ・現代病名:更年期障害 | |
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〈心因性蕁麻疹(じんましん)も漢方薬で改善〉
Wさん(35歳・女性)は、毎週月曜の朝、蕁麻疹(じんましん)に悩まされるという日々を送っていました。漢方を扱う医師に相談すると、Wさんが日ごろから抱えてい
る職場のストレスが原因と診断されました。体カも落ちて冷えがあるWさんに処方されたのは、気と血の異常を改善する加味逍遙散でした。 ・現代病名:蕁麻疹(じんましん) | |
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〈1ヵ月で不快な症状がすっかり消失〉
専業主婦のS子さん(49歳)は、最近、生理が不順で途絶えがちになるとともに、イライラすることが多くなり、それまでほとんど起こることのなかった肩こりをはじめ、頭重感、めまい、不眠、動悸、食欲不振、全身のだるさなど、いろいろな症状が入れ代わり現れるようになりました。 ・現代病名:更年期障害 | |
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〈更年期障害とともに高脂血症も改善〉
主婦のAさん(53歳)は、3~4年ほど前から更年期障害特有ののぼせや発汗などの症状に悩まされていました。また、コレステロールの値が280㎎'血と高く、高脂血症が指摘されていました。 ・現代病名:高脂血症 | |
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〈加味逍遙散で動悸が改善〉
53歳になるMさん(女性)は1年前に閉経し、更年期を迎えて不定愁訴に悩まされるようになりました。家庭内では姑の介護、子どもの独立と気に病むことが多く、気持ちが落ち着きません。そのうちに、不安が高まると、のぼせと激しい動悸が襲ってくるようになりました。 ・現代病名:狭心症 | |
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〈めまいの原因は鬱病ではなく冷えだった〉
やせ型のR子さん(32歳)が初めて漢方を扱う医師のもとを訪れたときは、両脇を姉と夫に支えられなければ立っていられない状態でした。 ・現代病名:自律神経失調症 | |
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〈強いうつ症状が加味逍遙散と真武湯で完治〉
初冬のある日、Fさん(35歳・女性)が「毎月、月経が近づくとうつ状態になってしまい、仕事に悪影響がある」と漢方の専門医のもとを訪ねてきました。実は、Fさんは20代後半から月経前症候群と診断されホルモン療法を受けていましたが、一向に改善されなかったため戸惑いを感じていたのです。 ・現代病名:月経前症候群 | |
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【加味逍遙散類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
補中益気湯 » …体力消耗が著しく・下肢倦怠感・下痢・盗汗があり・神経不安のない場合に用いる。(脾虚、中気下陥) | |
抑肝散 » …神経興奮症状が強く、臍の左側で動悸のひどい場合に用いる。 | |
当帰芍薬散 » …顔色がすぐれず、下腹部に抵抗・圧痛があるが、季肋部にはそれらがない場合に用いる。(血虚+脾虚湿痰) | |
小柴胡湯 » …神経症状が乏しく脉弦で、右季肋部の抵抗・圧痛(胸脇苦満)がより明かな場合に用いる。(少陽の和解剤) | |
●本剤は、漢方の古典「内科摘要」(ないかてきよう)、「女科撮要」(じょかさつよう)(いずれも明代)収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく煎じ薬としたものです。 ●本方は基本処方である逍遥散に、牡丹皮、山梔子を加えたもので、加味逍遥散又は丹梔逍遥散と言います。なお、逍遥散も『和剤局方』に収載されている処方で、不安、不眠、突然上半身に現れる灼熱感、怒りっぽいなどの逍遥性の神経症状に用いられます。そこで適応となる病態に基づいて逍遥散と名付けられたと推察されています。 ●体力が弱い婦人の冷え症・月経不順等に使用します。 ●逍遥散に山梔子と牡丹皮を加え、昔から婦人の不定愁訴症候群や更年期障害によく用いられてきましたが、女性に限らず、 ①心気症的傾向の不定愁訴 ②柴胡剤と駆瘀血剤の証を併せ持つ虚証 に広く用います。 ●本方は気血両虚で肝鬱化火の方に対する処方です。 ●血液循環をよくして体をあたためる一方、のぼせなど上半身の熱をさまします。また、ホルモンのバランスを整える効果も期待できます。どちらかというと女性向けで、体が虚弱で疲れやすく、イライラや不安感をともなうときに向きます。 |
煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ
煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30~40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2~3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
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