65 ウチダ 帰脾湯 煎じ薬
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。 |
(Mainly treatment) 心の気血両虚の動悸・倦怠・不眠/心脾気血両虚を治療する名方剤/脾不統血による出血 |
●胃腸の弱いアトニー体質者の貧血(又は諸出血)に使用されます。 ●胃腸の弱いアトニー体質者の不眠症・健忘症にも使用されます。 ●心と脾の虚による諸病を治す処方です。従って、元来胃腸の弱い虚弱な方が過労の結果、脾が血を統禦できなくなり、出血や貧血を起こし、健忘症や不眠、神経症状等の心血虚の症状を起こしたときに用いられます。 ○体が弱く繊細で、貧血気味の方に向く漢方処方です。 |
【適応症】貧血、不眠症、不安神経症、胃潰瘍、腸出血、子宮出血、血尿、食欲不振、神経性心悸亢進症、健忘症、神経衰弱、ヒステリー、白血病、再生不良性貧血、バンチ氏病、遺精、嚢腫腎、瘰癧(るいれき)の潰瘍、慢性淋疾 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0973 | 30日分 | 14,980円 | 15,729円(税込) |
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【診断のポイント】 ●全身倦怠、易労感、胃弱 ●貧血様顔貌 ●手足の冷え、動悸 ●不眠、健忘 |
帰脾湯は、次の証の方に最適です。 ●血虚 » ●出血・気虚(気不摂血・脾不統血) » ●気血両虚(気血不足) » ●気虚失血 » ●心血虚 » ●心気血両虚 » ●脾不統血(気不摂血) » ●心腎不交(心火+腎陰虚) » ●心脾気血両虚(心血虚+脾気虚) » ●気虚 » |
【効能効果】(efficacy)(健康保険上) 虚弱体質で血色の悪い人の次の諸症: 貧血、不眠症。 |
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。帰脾湯には、胃腸を丈夫にし貧血症状を改善する生薬、滋養強壮作用のあるもの、さらに、酸棗仁や竜眼、遠志など気分を落ち着かせる生薬が配合されています。 日本薬局方 オウギ(黄耆)…3.0g 日本薬局方 ニンジン(人參)…3.0g 日本薬局方 ビャクジュツ…3.0g 日本薬局方 ブクリョウ(茯苓)…3.0g 日本薬局方 オンジ(遠志)…2.0g 日本薬局方 タイソウ(大棗)…2.0g 日本薬局方 トウキ(当帰)…2.0g 日本薬局方 カンゾウ(甘草)…1.0g 日本薬局方 ショウキョウ(生姜)…1.0g 日本薬局方 モッコウ(木香)…1.0g サンソウニン(酸棗仁)…3.0g リュウガンニク(竜眼肉)…3.0g |
食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2~3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 |
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【帰脾湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈帰脾湯で紫斑病を克服〉
住職のKさん(56歳・男性〕は、半年ほど前から原因不明の皮下出血(紫斑)に悩まされていました。 ・現代病名:血小板減少症 | |
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〈漢方薬で不正出血が止まり体力が回復した〉
会社員のAさん(20代後半)は、仕事と家庭を両立させている頑張り屋の女性です。ただ、昔から目立って丈夫な方ではなかったので、年に何回かは体がもたなくなって会社を休むときがあったそうです。 ・現代病名:貧血 | |
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【帰脾湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
加味帰脾湯 » …本方の症状に准じ、身体が衰弱して微熱や胸苦しさなどがある場合に用いる。 | |
十全大補湯 » …体力が衰えて顔色が悪く、疲労倦怠感を訴えるが、本方よりも神経症状が軽度の場合に用いる。(気血両虚と虚寒) | |
桂枝加竜骨牡蛎湯 » …貧血はあまりないが精神不安、不眠、陰萎などを訴える場合に用いる。(気血不足し虚陽上浮) | |
芎帰膠艾湯 » …消化機能には異常なく、出血を主症状とする場合に用いる。(血虚の出血) | |
黄連解毒湯 » …体力のある人が、興奮、のぼせの傾向を伴い、比較的急性に起こる出血の場合に用いる。(血熱妄行) | |
●宋時代の「済生方」という古典書で紹介されている処方です。 ●漢方でいう脾は、造血及び消化機能に関連する臓器と考えられました。そこで、貧血・消化機能低下に用いられている本方はその薬効より名付けられました。 |
煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ
煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30~40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2~3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
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