80 ウチダ 柴胡清肝湯 煎じ薬
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。 |
(Mainly treatment) 神経症・扁桃腺炎症・咽頭炎 |
アトピー性皮膚炎に!神経質・疳の強いお子様に! ●熱を持った赤黒い、あるいは浅黒い湿疹で、ストレスを受けるとすぐに悪化するものに用いられます。小児のアトピー性皮膚炎にも用いられます。また、イライラや落ち着きのなさを示す(神経症)子供にも用いられます。 ●近年は食生活や生活環境の変化に伴い、アレルギー性などの湿疹がなかなか治らなかったり、すぐ扁桃を腫らしてしまう小児が増えています。 ●ウチダ柴胡清肝湯煎じ薬は、かんの強い傾向があって上記の症状で悩んでいる小児に用いられます。 ●肝、胆、三焦経(咽喉、頸部、耳に連絡)の風熱を治します。 |
【適応症】湿疹、慢性扁桃腺炎、小児の神経症、虚弱者、小児腺病質者、慢性胃腸病、貧血、頸部リンパ腺炎、肺門リンパ腺炎、扁桃腺肥大、神経質、不眠、夜泣き、偏食、るいれき、アデノイド、皮膚病、咽頭炎、微熱、疳症、麻疹後の不調和、肋膜炎、喘息。 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、食欲不振や吐き気、嘔吐や下痢(泄瀉)など、胃腸の弱っている方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0994 | 30日分 | 12,980円 | 13,629円(税込) |
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【診断のポイント】 ●癇が強い、虚弱 ●頸部や顎下に淋巴節腫大(扁桃腺、アデノイド等) ●腹直筋緊張、くすぐったがり |
柴胡清肝湯は、次の証の方に最適です。 ●肝気鬱結(肝気鬱滞) » ●肝胆湿熱 » |
【効能効果】(efficacy)(健康保険上) かんの強い傾向のある小児の次の諸症: 湿疹、慢性扁桃腺炎、神経症。 |
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。柴胡清肝湯には、熱や炎症をさますもの、血流をよくするもの、あるいは排膿をうながす生薬などがいろいろと配合されています。 日本薬局方 サイコ(柴胡)2.0g 日本薬局方 オウゴン(黄ごん)1.5g 日本薬局方 オウバク(黄柏)1.5g 日本薬局方 オウレン(黄連)1.5g 日本薬局方 カロコン(か楼根)1.5g 日本薬局方 カンゾウ(甘草)1.5g 日本薬局方 キキョウ(桔梗)1.5g 日本薬局方 サンシシ(山梔子)1.5g 日本薬局方 ジオウ(地黄)1.5g 日本薬局方 シャクヤク(芍薬)1.5g 日本薬局方 センキュウ(川きゅう)1.5g 日本薬局方 トウキ(当帰)1.5g 日本薬局方 ハッカ(薄荷)1.5g 日本薬局方 レンギョウ(連翹)1.5g ゴボウシ(牛蒡子)1.5g |
食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2~3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 |
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【柴胡清肝湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈口内潰瘍〉
15歳の男児。 ・現代病名:口内潰瘍 | |
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〈精薄児〉
7歳の女児。 ・現代病名:精薄児 | |
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【柴胡清肝湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
小柴胡湯 » …胸脇苦満が著明な場合に用いる。本方は腹直筋緊張。(胸脇苦溝の腹証) | |
小建中湯 » …身体が虚弱で腹壁の筋肉がうすく、腹直筋の緊張が顕著で、腹が痛むような場合に用いる。(虚労裏急、腹皮拘急の腹証) | |
柴胡桂枝湯 » …腹直筋の緊張が強く、かつ胸脇苦満があり、しばしば腹痛を訴える場合に用いる。(心下支結の腹証) | |
●本剤は、一貫堂森道伯(いっかんどうもりどうはく)の創方による処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく煎じ薬としたものです。 ●本方は「外科枢要」(薜 立斉撰…明)の柴胡清肝湯(柴胡を主薬とし、肝・胆・三焦経の風熱を治す)に当帰、芍薬、地黄、黄連、牛蒡子、か楼根、薄荷を加え、人参を去った処方で、森道伯が創製した柴胡清肝散に由来します。 ●主として小児腺病質の体質改善に用いられています。腺病質とは肝の鬱血を来しており、偏食して、神経質、発育が悪いものです。 ●神経質で手足の裏に汗をかきやすく、皮膚が浅黒い方の湿疹に使用します。患部は乾燥して、かゆく、熱をもつこともあります。小児のアトピー性皮膚炎にも使用されます。 ●疳の強いお子様の扁桃炎、湿疹あるいは夜泣きなどの神経症に用います。又、小児の体質改善として有効です。 |
煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ
煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30~40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2~3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
【頁内目次】…クリックして下さい。写真は上海の街並。