38 ウチダ 当帰四逆加呉茱萸生姜湯 煎じ薬
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。 |
(Mainly treatment) 寒滞肝脈(寒邪により経脈をながれる気血が停滞すること)/血寒証(四肢冷え・片頭痛) |
●血行をよくして、身体を暖める作用があります。また、冷えによる痛みを和らげます。 ●足が細い、太れない、冷え症ですが、昔からの体質であるため、本人は手足の冷えをあまり自覚していません。本剤は、冷える季節にはシモヤケができたり、ひきつるような下腹部痛を訴える人に適しています。 ●ウチダ当帰四逆加呉茱萸生姜湯煎じ薬は、しもやけを初め、冷えから来る頭痛、腰痛、下腹の痛みなどに用いられます。手足の先やお腹、腰など身体が冷えるという方は我が国では多いのですが、現代医学では必ずしも病気として扱われません。手や下半身から冷えがちな職場や家事の環境、冷房、衣服など原因も色々ですが、いずれにしても毎年しもやけに悩まされたり、持病のような頭痛などの原因ともなる冷えを軽くみることはできません。冷え症は漢方の得意とする分野とされますが、当帰四逆加呉茱萸生姜湯は、身体の内からこれらの症状を改善するお薬です。 ●寒虚証者の冷えによる痛みに用いますが、主として手足の冷え(凍瘡やレーノー氏病)を目標にして用います。手足の冷える人の下腹部冷痛にも良いです。 ●当帰を中心にした漢方薬は、養血調経作用があり、生理不順や生理痛を緩和していきます。女性の人は、毎月生理で一定の血液を消耗しますので、慢性的に血液が不足しがちです。いざ 「妊娠、出産、授乳」のときにも、大量の血液が必要とされます。ふだんから、血液を養っておかないと、生理痛や生理不順、冷え性、不妊症の原因となります。血(けつ)がなければ、生理がこないので、妊娠できません。このことを、中医学では婦人は、血(けつ)をもって本となすと認識しています。 ●慢性的な血液不足のことを、血虚と呼びますが、「当帰を中心にした漢方薬」を服用しますと、血液不足の 血虚の体が補血または養血されていきますので、婦人病が改善する基本となります。 |
【適応症】レイノー病、凍瘡(しもやけ)、慢性関節リウマチ、慢性関節炎、腰痛症、頭痛、下腹部痛、慢性頭痛、坐骨神経痛、婦人下腹痛、肋間神経痛、脱疽、慢性虫垂炎、冷えによる不妊症、しもやけの予防 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、胃腸がとても弱く、食欲不振や吐き気、嘔吐や下痢などを起こしやすい方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1036 | 30日分 | 12,980円 | 13,629円(税込) |
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【診断のポイント】 ●あちこち不定部位の痛み(腰痛、筋痛、頭痛etc) ●手足の寒厥(かんけつ) ●寒冷により症状増強 ●女性に多く婦人科的手術後数年して起こることが多い |
当帰四逆加呉茱萸生姜湯は、次の証の方に最適です。 ●寒滞肝脈(寒疝) » |
【効能効果】(efficacy)(健康保険上) 手足の冷えを感じ、下肢が冷えると下肢又は下腹部が痛くなり易いものの次の諸症: しもやけ、頭痛、下腹部痛、腰痛 |
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。当帰四逆加呉茱萸生姜湯の構成生薬は、下記の9種類です。当帰には、血行をよくして、体をあたためる作用があります。桂皮と芍薬は痛みをとる代表的な生薬です。そのほか、体をあたため痛みを緩和する細辛や呉茱萸・生姜、水分循環をよくする木通などが配合されます。 18錠中当帰四逆加呉茱萸生姜湯(水製エキス)1.60g・局トウキ1.50g・局ケイヒ1.50g・局シャクヤク1.50g・局モクツウ1.50g・局サイシン1.00g・局カンゾウ1.00g・局タイソウ2.50g・局ゴシュユ1.00g・局ショウキョウ0.50g |
食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2~3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 |
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しもやけ、頭痛、下腹部痛、腰痛
【当帰四逆加呉茱萸生姜湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈冷え症〉
45歳女子です。 ・現代病名:冷え症 | |
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〈慢性頭痛、冷え症〉
32歳、女性。慢性の頭痛持ちで鎮痛剤をたえず服用しているとのこと。今回の頭痛は、鎮痛剤を服用してもおさまらず、どうしたらいいのかとの相談であった。 ・現代病名:冷え症 | |
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〈冷えによる腹痛が翌日には解消〉 Wさん(49歳・女性)は、真冬に葬儀に参列したのがきっかけで、おなかが張って痛むようになりました。痛みは右の下腹部で、Wさんは虫垂炎ではないかと思いましたが、漢方を取り入れている病院で診察してもらい、医師に体を冷やしたこと、鼠頚部に沿って痛みがあることをいうと、当帰四逆加呉茱萸生姜湯が処方されました。苦い薬と説明されましたが、苦みよりも甘みを感じ、1日の服用で痛みはすっかり消えました。すると以後は薬を苦く感じるようになり、医師から、もう服用の必要はないといわれたのです。 ・現代病名:冷え症 | |
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〈芍薬甘草湯で結石の痛みが消えた〉
Uさん(65歳・男性)は、定年後に趣味で農業を始めました。春先のまだ寒いころ、農作業を終えた夕方に急に右の腰が鈍く痛み出しました。初めは腰をひねったのだと思いましたが、夜になって血尿が出て驚きました。 ・現代病名:尿路結石 | |
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〈若いころからの冷え症が改善した〉
62歳になるRさん(女性)は、若いころから冷え症で、よくしもやけができていました。ここ数年は、秋口になると、手の指がすべてまつ白になり、しびれて細かい仕事ができないといった状態です。 ・現代病名:レイノー現象 | |
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〈腰痛が起こらなくなった〉
A子さん(53歳)は、更年期を迎えたころから、日常的に腰痛に悩まされるようになりました。もともと冷え症でしたが、最近は特に下半身が冷えやすくなり、冷えがひどいときに、腰から下腹部全体に腰痛が起こるそうです。 ・現代病名:腰痛 | |
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〈高所に上れなくなったとび職の若い男性が2年で完治〉
とび職のAさんは、26歳の若い独身男性です。レイノー現象に加え、めまいがしてふらふらするので、高い所へ上ることができない状態でした。病院では皮膚筋炎と診断され、しばらく治療しましたがよくならず、1年ほどたった11月に漢方薬局に相談に行きました。 ・現代病名:レイノー症候群 | |
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〈夏でもカイロが手放せなかったほどの冷えが解消〉
ある年の夏から、足腰は冷えているのに、顔はのぼせてボーつとなるという症状が出はじめたUさん(53歳・男性)。夏だというのに股引(ももひき)をはき、腰にカイロを貼り付けて過ごすほどでした。 ・現代病名:冷え症 | |
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〈素早い対処で、1ヵ月後には解消の兆しが〉
海上保安庁勤務のWさん(50歳・男性)は、救助活動を行ったある雪の日を境に、全身の冷えと足腰の痛みに悩まされるようになり、仕事もままならない状態に陥ってしまいました。 ・現代病名:冷え症 | |
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〈急にかかったしもやけを漢方で解消〉
サッカークラブで元気に活躍しているT君(小5)は、冬休みに入ってから、毎朝クラブ活動に出かけていました。ある日、練習を終えて帰宅すると、右足の親指と両手の人さし指が赤く腫れて痛がゆくなってしまいました。しかしたいしたことはないと思い、そのままほうっておいたのです。 ・現代病名:しもやけ | |
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【当帰四逆加呉茱萸生姜湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
当帰芍薬散 » …体力のやや低下した人で・本方に比して冷えや下腹部痛は軽度で、月経異常やめまいを伴う場合に用いる。(血虚と水毒) | |
大建中湯 » …体力が低下し、腹壁の緊張が弱い人で、鼓腸を呈し、ときに腸管の蠕動亢進が認められ、腹痛を訴える場合に用いる。(裏寒の疵痛) | |
●本剤は、漢方の古典「傷寒論」(しょうかんろん)(後漢時代)収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく煎じ薬としたものです。 ●本方は当帰・桂皮・芍薬・木通・大棗・細辛・甘草から成る当帰四逆湯に呉茱萸・生姜を加味した処方です。四逆とは四肢の末端から逆に肘膝以上まで厥冷(冷え)を呈することを言います。 ●手足の厥寒を目標に用いられますから冷え症や凍創に用いられるだけでなく、古人が「疝(せん)」と呼んだ病気に著効があります。 ●血虚で四肢及び裏の寒が著しいものに用います。 ●全体として、血虚がある者が寒冷により、末梢循環特に四肢に動脉性の血行障害を起こし、それが腹腔内の血管にまで影響を及ぼして、四肢の厥冷と腹痛、嘔吐などを起こして来た者に用いる方剤です。 |
煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ
煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30~40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2~3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
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