18 ウチダ 桂枝加朮附湯 煎じ薬
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。 |
(Mainly treatment) 寒湿型関節痛(寒湿の邪による関節、筋肉の痛み腫れ) |
●疲れやすく、汗をかきやすい人で、患部が冷えて痛み、重苦しく屈伸困難な人に使用します。神経痛、関節痛の漢方薬です。 ●四肢の関節が痛み、時には腫れたり、また肩、顔面や手足などの神経に沿って痛んだり、逆にマヒ感があると、耐えがたく日常生活に支障を来たすこともまれではありません。医学的な原因は一様ではありませんが、寒冷や湿気が誘因になったり、悪化を招くことが多いものです。 ●ウチダ桂枝加朮附湯煎じ薬は、体内の「湿毒」(しつどく)を除き、また全身の血行をよくし、体を温めながら痛みを緩和する漢方薬です。また日常生活にも気をつけて、根気よく治すことが大切です。 ●体力が低下している人の頭痛や寒気、排尿障害、手足の関節痛や腫れなどを使用目標に、慢性の神経痛やリウマチ、関節炎、手足や顔面のまひなどを治療するために用いられる良薬です。 |
【適応症】神経痛、関節痛、慢性関節炎、腰痛症、坐骨神経痛、慢性関節リウマチ、偏頭痛、半身不随、小児麻痺、脊椎カリエス、脊椎、背髄腫瘍 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、暑がりで、のぼせのある方、体力が充実している方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 ●附子が含まれているため子供の使用には、注意が必要です。 |
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0980 | 30日分 | 9,980円 | 10,479円(税込) |
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【診断のポイント】 ●関節変形などのない関節痛、筋肉痛、神経痛 ●手足の冷えを伴う疼痛 |
桂枝加朮附湯は、次の証の方に最適です。 ●寒湿阻絡 » ●風寒 » |
【効能効果】(efficacy)(健康保険上) 神経痛、関節痛 |
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。桂枝加朮附湯は、主薬の桂枝(桂皮)をはじめ、下記の7種類の生薬からなります。おだやかな発汗・発散作用のある桂皮、痛みをやわらげる芍薬、余分な水分を取り除く蒼朮、体をあたため痛みをとる附子、緩和作用のある甘草などが配合されています。 日本薬局方 ケイヒ(桂皮)4.0g 日本薬局方 シャクヤク(芍薬)4.0g 日本薬局方 ソウジュツ(蒼朮)4.0g 日本薬局方 タイソウ(大棗)4.0g 日本薬局方 カンゾウ(甘草)2.0g 日本薬局方 ショウキョウ(生姜)1.0g 修治ブシ末(修治附子末)0.5g |
食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2~3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 |
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【桂枝加朮附湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈冷えによる痛み〉
53歳、家庭婦人。 ・現代病名:冷え症 | |
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〈慢性関節リウマチ〉
54歳、主婦。 ・現代病名:慢性関節リウマチ | |
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〈桂枝加朮附湯とクズ湯で治す〉
G君(17歳)は受験生です。睡眠時間を削って勉強に打ち込んでいたのですが、無理がたたってかぜをひいてしまいました。その後、なんとかかぜは治りましたが、今度は胸が痛くなってしまいました。 ・現代病名:肋間神経痛 | |
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〈漢方薬で多発性脳梗塞の再発を防止〉
Sさん(80歳・女性)は、ヒマワリ畑を見に、家族でドライブに出かけました。そのさい、トイレ休憩を取るのを遠慮し、水分補給を控えてしまいました。 ・現代病名:脳卒中 | |
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〈痛みが1週間で完治〉
50代の男性Hさんは、肩や腰に少し痛みを感じていましたが、机での書き物など普段の生活にはそれほど支障がなかったので、しばらくほうっておいたところ、ある朝、自分で手をついて起き上がれないほどの痛みが、肩に走りました。 ・現代病名:五十肩 | |
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〈素早い対処で、1ヵ月後には解消の兆しが〉
海上保安庁勤務のWさん(50歳・男性)は、救助活動を行ったある雪の日を境に、全身の冷えと足腰の痛みに悩まされるようになり、仕事もままならない状態に陥ってしまいました。 ・現代病名:冷え症 | |
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【桂枝加朮附湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
薏苡仁湯 » …比較的体力があり、局所の熱感、腫脹、落痛を伴う軽症の関節諸疾患に用いる。(湿痺) | |
越婢加朮湯 » …薏苡仁湯に比べ更に体力がある人で、本方と同様の関節症状があるが冷え症の傾向がなく、関節炎、口渇、自然発汗などの症状がある場合に用いる口(熱痺) | |
防已黄耆湯 » …皮膚は概して色白で、筋肉軟弱、水ぶとりの人で疲れやすく、多汗、尿量減少、下肢の浮腫などのある場合に用いる。(気虚の風水証) | |
●本剤は、江戸時代の漢方医学者吉益東洞(よしますとうどう)が著した「方機」収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく煎じ薬としたものです。 ●桂枝湯に朮と附子を加えた処方で、これを方剤名としました。 ●冷え症で、手足の関節や筋肉がはれて痛み、屈伸が困難な方に使用します。尿量が減少して、冷えると憎悪し、麻痺感がある方にも使用します。 |
煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ
煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30~40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2~3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
【頁内目次】…クリックして下さい。写真は上海の街並。