108 ウチダ 人参養栄湯 煎じ薬
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。 |
(Mainly treatment) 気血両虚証(不眠症・不安感が強い) |
●脾肺の気虚、即ち食欲不振、下痢、四肢倦怠、肌肉消痩、面黄、短気、自汗、咳、に心血虚、即ち不眠、驚悸、健忘等の症状を呈する方に使用します。 ●もしくは、気血両虚してさらに虚寒証を現す方を治します。 ①大病後や手術後などの全身衰弱・貧血に使用します。 ②呼吸器疾患の回復期で、咳・盗汗などの残る方に使用します。 ③その他、貧血性で、気力・体力ともに衰え、健忘・不眠・乾咳などのある方に使用します。 |
【適応症】病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血、慢性気管支炎、病後又は産後の体力増強、虚弱体質、肺結核、胃腸カタル、胃アトニー、胃拡張 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、熟地黄が入っているので、食欲不振や吐き気、嘔吐や下痢など、胃腸の弱っている方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊娠中の貧血の場合によく使用されます。 ●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1039 | 30日分 | 14,980円 | 15,729円(税込) |
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【診断のポイント】 ●虚弱、衰弱者 ●四肢倦怠、虚熱 ●息切れ |
人参養栄湯は、次の証の方に最適です。 ●気血両虚(気血不足) » ●脾不統血(気不摂血) » ●心脾気血両虚(心血虚+脾気虚) » |
【効能効果】(efficacy)(健康保険上) 病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血。 |
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。人参養栄湯の構成生薬は、体によい下記の12種類です。滋養強壮作用のある人参や黄耆をはじめ、血行をよくして貧血症状を改善する当帰や地黄、水分循環をよくする白朮や茯苓などが配合されています。 日本薬局方 ジオウ(地黄) 4.0g 日本薬局方 トウキ(当帰) 4.0g 日本薬局方 ビャクジュツ(白朮) 4.0g 日本薬局方 ブクリョウ(茯苓) 4.0g 日本薬局方 ニンジン(人参) 3.0g 日本薬局方 ケイヒ(桂皮) 2.5g 日本薬局方 オンジ(遠志) 2.0g 日本薬局方 シャクヤク(芍薬) 2.0g 日本薬局方 チンピ(陳皮) 2.0g 日本薬局方 オウギ(黄耆) 1.5g 日本薬局方 カンゾウ(甘草) 1.0g 日本薬局方 ゴミシ(五味子) 1.0g |
食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2~3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 |
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病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血に
【人参養栄湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈せきや冷えが解消し、体力が付いてきた〉
Yさん(45歳・女性)は、子どものころから低血圧気味で、朝礼などで長時間立っていると倒れてしまうことがありました。当時から、病院で起立性低血圧症という診断を受けていたということです。 ・現代病名:低血圧 | |
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【人参養栄湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
補中益気湯 » …比較的体力の低下した人で、本方の使用目標に似ているが、無気力、倦怠感が著明で、貧血症状や皮膚乾燥が著明でない場合に用いる。(脚気虚、中気下陥) | |
十全大補湯 » …体力の低下した人で、本方の使用目標に似ているが、咳嗽、健忘などがなく、本方の無効の場合に用いる。(気血両虚+虚寒で心虚なし) | |
帰脾湯 » …体力の低下した人で、貧血症状があり、精神不安、心悸亢進、不眠などの精神神経症状を訴える場合に用いる。(心脾両虚) | |
●本剤は、漢方の古典「和剤局方」(わざいきょくほう)(宋代)収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく煎じ薬としたものです。 ●本方は体力低下の著しい消耗性疾患に用い、全身の栄養状態を改善するという薬効とその主薬である人参に基づき命名されました。 ●体力と気力を補い、元気を取り戻すことを助けます。冷え症で貧血気味、顔色が悪く、疲労衰弱がひどい場合、あるいは病中・病後、手術後などで体力が弱っている時に使用します。 |
煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ
煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30~40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2~3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
【頁内目次】…クリックして下さい。写真は上海の街並。