ウチダ漢方薬55 ウチダ 麻杏甘石湯 煎じ薬

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商品情報 第2類医薬品
  煎じ薬 煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。  
  主治(Mainly treatment)
表熱実証の喘息(ぜんそく)・気管支炎/肺熱による咳、喘息  
麻杏甘石湯 ウチダ 麻杏甘石湯 煎じ薬 ウチダ 麻杏甘石湯 煎じ薬
  ●喘息の発作に使用します。
●のどが渇き、咳の出る人に用います。
●発作時には、顔色に赤味がさし、のどが渇き、熱のために痰が濃くなり喘鳴や激しい咳が出る時に使用して下さい。
ウチダ麻杏甘石湯煎じ薬は、喘息(ぜんそく)の激しい咳(せき)に用いられる漢方薬ですが、一般に痰(たん)のあまり出ない咳の発作に用いられ、せき込むとのどが渇き(かわき)、頭部にびっしょり汗をかくような場合に効果があります。
●肺熱の咳嗽、呼吸困難に対する代表的方剤です。
●主証は「汗出でて喘す」です。
●麻黄は表邪を発散、水毒の停滞を追い気管支を拡張し、喘咳を治します。
 
  【適応症】気管支炎気管支喘息、小児喘息、百日咳、肺炎、感冒、痔核、睾丸炎。  
  【注 意】(Remark) ×残念ながら、体がひどく弱っている著しい虚証の方、発汗が異常に多い方、胃腸の調子が悪い方、高血圧や心臓病、脳卒中既往など、循環器系に病気のある方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。
 
  【妊娠・授乳の注意】女性 ●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
 
 
区切り
●12月29日(木)~1月4日(水)は、ハル薬局実店舗がお正月休みです。
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。

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k1056 30日分 10,920円 11,466円(税込)
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区切り
  【診断のポイント】
喘咳(痰は少ない)
●発汗傾向(自汗)
●口渇(体表の熱なく裏熱)
 
  麻杏甘石湯は、次のの方に最適です。
弁証論治
●熱痰 »
●熱邪犯肺・風熱犯肺 »
雲崗石窟(山西省大同市)  
張仲景(医方の祖)
  【効能効果】(efficacy)(健康保険上)
気管支ぜんそく、小児ぜんそく。  
  成分
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。麻杏甘石湯の構成生薬は、下記の4種類です。薬理的に重要な役割をする麻黄には、交感神経刺激薬のエアェドリン類が含まれます。この成分は、西洋医学の気管支拡張薬と同様の作用を示し、咳やゼイゼイする喘鳴をおさえます。そのほか、去痰作用のある杏仁、熱や腫れをしずめる石膏、緩和作用のある甘草などが配合されています。
日本薬局方 セッコウ(石膏)10.0g 日本薬局方 キョウニン(杏仁)4.0g 日本薬局方 マオウ(麻黄)4.0g 日本薬局方 カンゾウ(甘草)2.0g
 
 

【組成成分】…次は成分生薬の画像です。各生薬の詳細説明にリンクします。
石膏  麻黄  杏仁  甘草 

李時珍(本草綱目の編集)龍門石窟(河南省洛陽市)
  使用方法
食前または食間に服用 食前または食間に服用してください。
食間とは…食後2~3時間を指します。
大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。
 
   
 
 
本剤は、〈煎剤〉です。
煎剤 煎剤…生薬に水を加えて煎じ(煮出し)、生薬の成分を抽出させた熱い煎じ薬を薬として飲むものです。
 
 
長生きの方(中国の100歳以上)

症例・病例・治癒例・case study
足跡【麻杏甘石湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
 

1〈感冒後の咳嗽〉

治例図

24歳、男性。病院職員。
咳噺を主訴に来院。約10日前に、感冒様症状(発熱、悪寒、咽痛)有り、市販の感冒薬を3日ほど服用したところ、諸症状は軽快した。しかしその後、軽度の咳漱が残り、一昨夜残業したところ、昨日より咳漱が悪化し、黄色の喀疾が出るようになった。また、夜半に喘鳴と呼吸困難のため覚醒したという。身長172㎝、体重72㎏やや赤ら顔で身体の芯に熱感を自覚する。粘った汗が出る。口渇があり、冷水を好む。呼吸音は正常。胸部X線写真に異常はない。舌は正常紅舌で、わずかに白苔がある。脈はやや浮いており充実。腹は中等度で粘った汗が腹壁にみられる他は著変はない。
麻杏甘石湯を投与した。抗生物質の適応とも考えられたが、炎症反応は著しくなく、また病院の職員でもあり悪化の兆しがあったら抗生剤をと考えて投与しなかった。服用直後より痰の切れがよくなり、咳嗽も軽快して服薬4日間でほぼ全快した。

・現代病名:咳嗽

 
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2〈痔疾〉

治例図

32歳女子。
数年前から内痔核が外にとび出し、激しく痛む。ときに出血も伴う。手術をすすめられたが、何とか切らずに治したいと漢方に最後のよりどころを求めて来院。脈力、腹力はともに中等度前後、咽の渇きがあったので、乙字湯より麻杏甘石湯の適応とみて投与すると、まもなく出血も止まり、痛みも軽快した。
約5ヶ月服用を続け、本人の希望で休薬したが、これで果たして完全に内痔核まで消失したかはどうかは疑問。完治には最低1年の服薬が必要と考えられるからである。

・現代病名:痔疾

 
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3〈せきの薬で痔が改善された〉

治例図

経理部に勤める38歳のS男さん。残業が続き、かぜぎみでのどがいがらっぼく、せきが続いていました。けれども熱はありませんし、体力にも自信があるので、医師には診せず放っておきました。
ところが、かぜは悪化しないものの、せきがなかなか鎮まりません。そのうち、肛門に小さないぼのような痔ができたのです。触ると痛みがあり、せきをするたびに響いて痛みます。
痔ですぐに病院に行くのはためらわれたので、とりあえずせき止めの薬でも飲んで痛みを軽減したい、と近所の漢方薬局に立ち寄ってみました。すると「せきと痔は関係がある」といわれてびっくりしました。せきの薬だという麻杏甘石湯を処方され、3日間飲んでみると、せきが止まり、痔も小さくなりました。排便などに気を付けているうちに痔も治ったのです。

・現代病名:痔疾

 
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4〈せきだけでなく、おねしょも治った〉

治例図

N君は小学5年生の元気な男の子ですが、かぜをひくと、必ずせきが止まらなくなってしまいます。
N君はすぐにのどが渇くため、水をやたらと飲み、体に水が余ってせきが出ているようでした。

そこで、のどの渇きをとって、せきを鎮める麻杏甘石湯を処方したところ、すぐに効果が現れ、2日目にはせきがぴたりと止まりました。
体質改善のため1週間ほど続けるよう勧めたところ、おねしょも治ったということです。以後、かぜをひいても、せきに悩まされることはありません。

弁証論治 リンク熱邪犯肺・風熱犯肺証 »

・現代病名:咳・夜尿症

 
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5〈痔核〉

治例図

43歳の婦人。

一週間前にかぜをひき、しきりにせきが出た。そのためか痔が起こって痛んで困るという。

せきもまた止まらず、せきするたびに、痔にひびいて痛むという。食欲、大小便に異常がない。悪寒も熱もなく、ただせきと痔痛だけである。痔を診ると、栂指頭大の外痔核が紅く張り切れそうに腫れて、ちょっと触れても痛む。

これに麻杏甘石場を与えると、3日分のみ終わらないうちに、せきも止まり、痔痛も去り、痔も小さくなった。古矢知白は本方を睾丸炎や痔核に用いている。本方は麻黄湯の桂枝のかわりに石膏を入れたもので、自然に汗の出るものに用いることになっているが、熱のない場合は汗が出なくとも用いてよい。

・現代病名:痔核

 
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6〈小児喘息〉

治例図

5歳の男児。

初診は昭和36年12月。生まれつき弱い子であったが、生まれた翌年の秋に風邪をひき、それから咳漱が続いて、小児喘息といわれるようになった。あるいは慢性気管支炎といわれることもある。

平常もせきこみがあるが、風邪をひくと激しくなる。百日咳のように、せきこむのである。栄養も顔色も普通、便通は一回、偏食がひどく、食欲がない。口渇は少しある。このような激しいせきこみで、自汗と口渇があれば、麻杏甘石腸の適応証である。浅田流では五虎二陳湯として用いることが多い。

この患者にも五虎二陳湯を用いた。10日分の服用により、喘息はすっかり治り、食欲が出た。いままでは怒りやすくすぐ興奮したが、とてもおとなしくなり、家族は大喜びであった。この子はその後、生来のせきこみから解放されて、見違えるほど丈夫になった。昭和37年には55日分、翌38年には50日分の薬を一年かかってのんだが、すっかり体質が変わったように丈夫になった。

・現代病名:小児喘息

 
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7〈小児喘息〉

治例図

8歳の男児。

昭和36年10月初診。3歳のときから気管支喘息といわれ、かぜをひきやすく、かぜをひくたびに発作が起きた。痩せ衰えて、顔色は蒼白く、いかにも弱々しい姿であった。6年の間百方手を尽したが効なく、2年前からはとくにひどく、一年中発作が続くので、大学病院に入院していろいろ新しい療法もうけたが、思わしくなかったという。

発作時の様子をきくと、毎夜11時ごろから苦しくなり、明けがたになって最高潮に達し、昼間は少し軽くなる。発作がひどいときは一週間床についている。呼吸困難がひどく、咳嗽をともなう。脈はやや頻数で、力は弱い方である。腹は両腹直筋が緊張している。右季肋下部に抵抗が強く、胸脇苦満がある。便通に変わりはない。この患者に初め神秘湯を与えたが、20日分のんでもあまり効果がないという。そこでよくきいてみると、咳嗽が相当あり、せきこんで痰がからみ、汗が出て、口が渇くというので、五虎二陳湯に変えた。

これをのむようになって、咳漱や呼吸困難が非常によくなり、顔色もよく、体力も充実して太ってきた。翌年2月来院のときは別人のようになり、近ごろは学校を1日も休まず、30分の道程を駆け足で通っているというので、受持の先生はいったいどうしたことかと驚き、学校中の評判になっているということである。

・現代病名:小児喘息

 
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足跡【麻杏甘石湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
 

リンク麻黄湯 » …咳が激しく喘鳴を伴うが、自然発汗はなく、発熱、悪寒、頭痛、関節痛などがある。脈が浮緊。(太陽傷寒)

 
 

リンク小青竜湯 » …本方の場合に比して体力がやや低下した人で喘鳴、咳漱、呼吸困難があるが、泡沫水様性の痰や水様性鼻汁、くしゃみなどを伴う。表寒と水飲の証。(肺寒の咳喘)

 
 

リンク麦門冬湯 » …体力のやや低下した人が、顔を赤くして激しく咳込み、痰の切れにくい場合に用いる。肺胃の陰虚により気道が乾燥し、大逆上気、咽喉不利の症を示す。(肺陰虚燥熱)

 
区切り
  ●本剤は、漢方の古典「傷寒論」(しょうかんろん)(後漢時代)収載の薬方を基本とした我が国の経験処方に基づいて作られた煎じ薬です。
●本方は麻黄・杏仁・甘草・石膏の4種類の生薬から成り、これらの生薬の名から一文字ずつとり名付けられました。
●「喘息の発作に。のどが渇き、咳の出る人」を基本に、
①気管支喘息の発作に用いる。
②小児によく効き、寝る前、発作時に頓服させる。
●使用上の注意:肺熱の状態に用いる処方である。
 
 

煎じ方その1 煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ


クスリ

煎じ方その2 煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30~40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2~3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。


クスリ
神農本草経 神農本草経
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
中国の紙幣

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