354 ウチダ 桂枝麻黄各半湯 煎じ薬
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。 |
(Mainly treatment) 表寒証(発熱・悪寒・頭痛・関節痛・脈浮) |
●桂枝湯と麻黄湯を半量ずつ合方したものです。比較的体力虚弱で、頭痛、悪寒、発熱、咳嗽、皮膚掻痒など風寒による症状を呈する方に用います。 ●皮膚の乾燥によるかゆみ、寒い季節の寒冷蕁麻疹など、皮膚に異常はないのにかゆみのある場合や、虫さされ、アトピーにも良いです。 ●体力がなく、脈が浮いている方、汗腺の機能障害がある方に用います。 |
【適応症】蕁麻疹(じんましん)、皮膚掻痒症(かゆみ)、湿疹の初期、皮膚炎、感冒、咳、風疹、麻疹(はしか) |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、熱証(ほてり)の方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0985 | 30日分 | 9,980円 | 10,479円(税込) |
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【診断のポイント】 ●微熱。 ●悪寒。 ●頭痛。 ●軽い咳。 |
【効能効果】(efficacy)(健康保険上) 蕁麻疹、皮膚掻痒症、湿疹の初期 |
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。桂枝…2g 麻黄…2.5g 芍薬…2g 生姜…2g 甘草…1g 大棗…2.5g 杏仁…2.5g |
食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2~3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 |
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【桂枝麻黄各半湯(桂麻各半湯)の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈全身アトピーの小1女児〉
小学校1年生の女児。 ・現代病名:アトピー性皮膚炎 | |
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〈微熱と蕁麻疹(じんましん)が治まった〉
Tさん(42歳・男性)は、秋口になって体がかゆくなり、36.7~36.9℃の微熱が続いていました。病院での診断はじんましんで、微熱もそれによるものといわれました。しかし、処方されたじんましんの薬を1ヵ月ほど飲んでも、いっこうに改善せず、知人から勧められた漢方研究医を訪れることにしたのです。 ・現代病名:微熱・蕁麻疹 | |
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〈葛根湯を飲み5日間で回復〉
M子ちゃん(4歳)とK子ちゃん(7歳〕姉妹がはしかにかかり、ほぼ同時に発症しました。 ・現代病名:はしか | |
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〈数年できれいに治った〉
生まれつきアレルギー体質を持つ小学生のTちゃん(当時8ヵ月・女の子)は、近所の皮膚科でステロイド剤によるアトピー性皮膚炎の治療を受けていました。しかし、いっこうによくならないため、母親が以前、同様の症状を治してもらった漢方研究医に相談しました。 ・現代病名:アトピー性皮膚炎 | |
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〈漢方薬で湿疹とともに夜尿症も改善〉
小学生のH美さん(当時10歳)は、背中に湿疹ができて、かゆがっていました。皮膚科で出された塗り薬はよく効きましたが、薬をやめると、また症状がひどくなります。 ・現代病名:湿疹と夜尿症 | |
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〈体が温まるとかゆくなるおりものに悩む〉
婦人科検診を受けたときに5cmほどの小さな子宮筋腫があると診断され、経過観察中のM子さん(43歳・女性)は、その後、急にかゆみのあるおりものが増えたので、再度受診しました。 ・現代病名:おりもの | |
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●本剤は、漢方の古典「傷寒論」(しょうかんろん)(後漢時代)収載の薬方を基本とした我が国の経験処方に基づいて作られた煎じ薬です。 ●発疹は顔面、手足などの露出部に出、腹部には無く、大小便にも異常の無いことが多いです。 |
煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ
煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30~40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2~3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
【頁内目次】…クリックして下さい。写真は上海の街並。