30 ウチダ 真武湯 煎じ薬
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。 |
(Mainly treatment) 腎陽虚性(重度な冷え)・浮腫(むくみ)/腎虚水泛が著しい/脾腎陽虚 |
顔色が悪く手足の冷える虚弱体質者の慢性下痢、特に水瀉性下痢に! ●身体、四肢の冷えが強く、体力が虚弱化し、新陳代謝が低下し、下痢(水様泡末)、めまい、息切れなどがある場合に用いられます。 ●胃腸虚弱症、下痢、神経衰弱、メニエル症候群、病後・術後の体力回復などに応用されます。 ●体力虚弱で、冷感、下痢、腹痛、めまい、心悸亢進など陽虚水泛を呈する場合に用います。 ●新陳代謝の沈衰している時によく用いられます。 ●本方は寒湿水気を散らし、陽気を益す働きをします。 ×附子を含む他漢方薬といっしょに飲む場合は、その重複に注意が必要です。 |
【適応症】胃腸疾患、胃腸虚弱症、慢性腸炎、消化不良、胃アトニー症、胃下垂症、ネフローゼ、腹膜炎、脳溢血、脊髄疾患による運動ならびに知覚麻痺、神経衰弱、高血圧症、心臓弁膜症・心不全で心悸亢進、半身不随、リウマチ、老人性掻痒症、慢性下痢(泄瀉)、低血圧症、慢性腎炎、風邪、慢性腸カタル、メニエール症候群、アテトーゼ、眼球振盪症、老人・虚弱者・衰弱者の感冒、肺炎、萎縮腎、小児自家中毒。 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、体力が充実(実証)し、暑がりで、のぼせのある(熱証)方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦、妊娠している可能性のある人は、附子による副作用が現れやすくなりますので、できるだけ使用しないでください。 ●附子が含まれているため、子供の使用には注意が必要です。 |
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|---|
k1019 | 30日分 | 9,980円 | 10,479円(税込) |
【カゴに入れる↓】ボタンk9999をクリックするとあなたの買物カゴに商品が1個入ります。 複数個お買い上げの場合は数量を入力して、【カゴに入れる↓】ボタンをクリックして下さい。 別の商品の【カゴに入れる↓】ボタンをクリックするとあなたの買物カゴに別の商品が追加されます。 このご注文からSSL(セキュリティ機能)を使用しますので、あなたの情報は安全に守られます。 の使用ができるようになりました。 |
電話注文 » | FAX注文 » | メール注文 » | 直接来店 » |
●ご注文は、上記買物カゴ、電話、Fax、またはE-メールで承ります。 ご注文方法等・詳細 » |
【診断のポイント】 ●冷え症。身体が重い。 ●めまい(立ちくらみ) ●動悸 ●下痢(泄瀉)、腹痛の傾向 ●急性病では急激な衰弱 |
真武湯は、次の証の方に最適です。 ●陽虚 » ●水気凌心(心不全) » ●脾陽虚(脾陽不振・脾陽虚弱・脾胃虚寒) » ●脾腎陽虚 » ●腎陽虚(命門火衰) » |
【効能効果】(efficacy)(健康保険上) 新陳代謝の沈衰しているものの次の諸症: 胃腸疾患、胃腸虚弱症、慢性腸炎、消化不良、胃アトニー症、胃下垂症、ネフローゼ、腹膜炎、脳溢血、脊髄疾患による運動ならびに知覚麻痺、神経衰弱、高血圧症、心臓弁膜症・心不全で心悸亢進、半身不随、リウマチ、老人性掻痒症 |
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。真武湯の構成生薬は下記の5種類です。主薬の附子は熱性の代表的な生薬で、体をあたためて痛みをとり、また水分循環を改善します。そのほか、余分な水分を取り除く茯苓と蒼朮、痛みをやわらげる芍薬、健胃作用のある生姜などが配合されています。 日本薬局方 ブクリョウ(茯苓)4.0g 日本薬局方 シャクヤク(芍薬)3.0g 日本薬局方 ソウジュツ(蒼朮)3.0g 日本薬局方 ショウキョウ(生姜)1.5g 修治ブシ末(修治附子末)0.5g |
【組成成分】…次は成分生薬の画像です。各生薬の詳細説明にリンクします。 |
食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2~3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 |
|
新陳代謝機能の衰退により四肢や腰部が冷え、疲労倦怠感が著しく尿量減少して下痢(泄瀉)し易く動悸やめまいを伴うもの。胃腸虚弱症・慢性腸カタル・慢性腎炎
【真武湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈小陰病期の感冒性下痢〉
67歳、女性。 ・現代病名:感冒性下痢 | |
|
〈過敏性大腸症候群〉
15歳男子。 ・現代病名:過敏性大腸症候群 | |
|
〈不調の原因、胃下垂を漢方薬で治療〉
大学生のAさん(18歳)は、子どものころから胃腸が弱く、常に手足が冷たく、よく下痢をして学校も休みがちでした。 ・現代病名:胃下垂 | |
|
〈人付き合いが楽しくなって人生観も変わった〉
47歳の女性、Mさんは、専業主婦です。 ・現代病名:更年期障害 | |
|
〈数年来の耳鳴りが異なった漢方薬の併用で治った〉
45歳のS子さんは、セミが鳴くような耳鳴りに4年間にわたって悩まされていました。 ・現代病名:耳鳴り | |
|
〈数年来の耳鳴りが異なった漢方薬の併用で治った〉
また、W代さん(67歳)は3年前から両耳の耳鳴りに悩まされていました。 ・現代病名:耳鳴り | |
|
〈真武湯で長年の冷えを解消〉
40歳の主婦であるYさんはかなり冷えが強く、立ちくらみやめまいを感じる、肩こりや頭痛がする、体がだるくて何もやる気が起きない、という症状に長年悩まされていました。 ・現代病名:低血圧 | |
|
〈漢方による体質改善で腋臭が解消〉
Kさん(50歳・女性〕は、漢方を処方する産婦人科で乳がんの術後検査を受けたときに腋臭であることが分かりました。 ・現代病名:腋臭 | |
|
〈2年間続いた尿もれが2週間で快癒〉
会社経営者のSさん(58歳)は、行動的でおしゃれな女性ですが、肥満気味で、2年前から頻尿と尿もれに悩んでいました。トイレに間に合わないことが多く、常に下着を持ち歩いていたほどです。自分で治そうといろいろ試しましたが、改善せず、知人の紹介で病院を受診しました。 ・現代病名:尿もれ | |
|
〈冷房負けによる症状が1ヵ月で解消〉
Wさん(50歳・男性)は、常に冷房のきいたオフィスでデスクワークをしている会社役員です。あるときからめまいに悩まされるようになりましたが、あまり気にとめることもありませんでした。 ・現代病名:冷房負け | |
|
〈真武湯でめまいが改善した〉
働き盛りのNさん(45歳・男性)はある日、会議中に突発性の回転性めまいで倒れてしまいました。 ・現代病名:メニエール病(めまい) | |
|
〈目の疲れが取れ元気になった〉
老眼のせいで目が疲れることが多くなったと、漢方の診療所に行ったFさん(70歳・女性)。足腰がだるい、元気が出ないといった全身の倦怠症状があり、白内障の初期でもありました。 ・現代病名:視力減退 | |
|
〈3ヵ月で目の乾きが解消〉
Rさん(35歳・女性)が漢方を扱う医院を訪れた最初の理由は、ひどいめまいでした。 ・現代病名:目の乾き | |
|
〈真武湯でインフルエンザ予防〉
かぜをひきやすい体質のK君(8歳)。 ・現代病名:インフルエンザ | |
|
〈葛根湯で治らないかぜ〉
これまで、かぜをひいたときは葛根湯で上手に治せていたFさん(68歳・女性)。 ・現代病名:感冒の後期 | |
|
〈鼻や目の不快症状がすぐに取れた〉
主婦のFさん(53歳)は、寒いところに出るといつもすぐに鼻がつまり、まぶたがあけていられないほど重くなり、眠いように感じる症状に悩んでいました。 ・現代病名:鼻風邪 | |
|
〈漢方薬で症状の進行が止まった〉
Wさん(62歳・女性)は、市民検診で白内障と診断されたものの、手術の必要はないといわれ、点眼薬だけを使っていました。しかし思うような治療効果が得られないため、漢方薬を試してみようと、漢方の専門家を訪れることにしたのです。 ・現代病名:白内障 | |
|
〈真武湯と当帰芍薬散で再発防止〉
ネフローゼ症候群で入院していたYさん(22歳・女性)は、退院後、ステロイド剤を使いながら通院治療をしていましたが、月経の前後になると尿のたんぱく量が増える傾向にありました。 ・現代病名:ネフローゼ症候群 | |
|
〈カイロと漢方薬でバス酔いが解消〉
Yさん(60歳〕が、秋にバスで旅行していたときのことです。ある山の上で雄大な景色を眺めていると、急に冷え込んできました。Yさんはすっかり体が冷えてしまい、食欲もなくなってしまいました。 ・現代病名:乗り物酔い | |
|
〈血圧の改善とともに白内障が解消〉
漢方を扱う医師のもとで高血圧の治療を受けていたHさん(55歳・男性)は、治療を始めて間もなくすると、ものが見えにくくなってきました。 ・現代病名:白内障 | |
|
〈高所に上れなくなったとび職の若い男性が2年で完治〉
とび職のAさんは、26歳の若い独身男性です。レイノー現象に加え、めまいがしてふらふらするので、高い所へ上ることができない状態でした。病院では皮膚筋炎と診断され、しばらく治療しましたがよくならず、1年ほどたった11月に漢方薬局に相談に行きました。 ・現代病名:レイノー症候群 | |
|
〈夏でもカイロが手放せなかったほどの冷えが解消〉
ある年の夏から、足腰は冷えているのに、顔はのぼせてボーつとなるという症状が出はじめたUさん(53歳・男性)。夏だというのに股引(ももひき)をはき、腰にカイロを貼り付けて過ごすほどでした。 ・現代病名:冷え症 | |
|
〈夫婦で漢方薬を服用し、念願の妊娠〉
T男さん(32歳)とK子さん(33歳)夫妻は、中等度精子無力症が原因で妊娠できずにいました。K子さんの体に異常はないものの、月経過多と月経痛に悩まされていました。 ・現代病名:中等度精子無力症 | |
|
【真武湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
人参湯(理中丸) » …下痢はあまりはげしくない。人参湯の下痢は胃から、真武湯の下痢は腸から。人参湯は脾陽虚、真武湯は腎陽虚である。 | |
小建中湯 » …倦怠、疲労はあるが、下痢、嘔気、眩暈(めまい)等、寒湿の証はない。 | |
苓桂朮甘湯 » …眩暈(めまい)があるが、裏寒の症が著明でない。脈が沈緊である。水気上衝。 | |
●本剤は、漢方の古典「傷寒論」(しょうかんろん)(後漢時代)収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく煎じ薬としたものです。 ●本方はもともと玄武湯と呼ばれていましたが、宋の皇帝の名を避けて真武湯と改称されました。玄武は中国の神話に出てくる四神の1つで、北方の守護神といわれます。五行説で北は水に属し、臓器は腎・膀胱が配当されます。本方はこれに関連する疾患を主治します。また水の色は黒に配当され、主薬の附子の色がこれを象徴するともいいます。 ●全体として、腎気が内に虚し、水を制禦することができなくなった時の方剤です。 ●虚弱体質者で、熱感なく悪寒のみの風邪で、下痢を伴う場合は良く効きます。 ●その他、虚弱体質者の腎疾患・心疾患で、尿量減少の場合にも良く効きます。 |
煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ
煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30~40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2~3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
【頁内目次】…クリックして下さい。写真は上海の街並。