48 ウチダ 十全大補湯 煎じ薬
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。 |
(Mainly treatment) わずかな陽気を伴う気血両虚証・疲れると横になりたい方 |
●栄養面も機能面も共に落ち込んだ状態の人に用いられます。疲れると起きていられないで、すぐに横になってしまう人に用いられます。軽度の作業でもすぐに疲れ、横になると眠ってしまう人に適しています。 ●ウチダ十全大補湯煎じ薬は、病後で体力の弱っている方、胃腸が弱く、疲労・貧血気味の方に効果があります。また、手足の冷えでお悩みの方にも用いられます。 ●気血共に虚し、さらに虚寒の症候を伴う場合に用いられます。 ●全身が衰弱した方に広く用います。 ●病後や産後、手術後など、衰弱した身体の改善に効果があるため、現在では、西洋医学の医師にも幅広く使用されるようになった漢方薬です。 |
【適応症】病後・産後の衰弱、自律神経失調症、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血、消耗性疾患あるいは手術による衰弱、産後衰弱、低血圧症、神経衰弱、胃腸虚弱、胃下垂、白血病、癌、悪液質、脱肛、子宮出血、痔瘻、腎結核、カリエス |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、吐き気、嘔吐や下痢(泄瀉)など、胃腸の弱っている方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊娠中の貧血の場合によく使用されます。 ●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1005 | 30日分 | 14,980円 | 15,729円(税込) |
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【診断のポイント】 ●顔色が悪い(貧血) ●皮膚枯燥 ●全身衰弱、倦怠感著明 |
十全大補湯は、次の証の方に最適です。 ●気血両虚(気血不足) » ●心陰虚 » ●中気下陥(脾気下陥) » ●脾不統血(気不摂血) » |
【効能効果】(efficacy)(健康保険上) 病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血。 |
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。十全大補湯の構成生薬は、体によい下記の10種類です。血行をよくして貧血症状を改善する当帰や川きゅう、地黄をはじめ、滋養強壮作用のある人参や黄耆、水分循環をよくする蒼朮や茯苓などが配合されています。 日本薬局方 オウギ(黄耆)3.0g 日本薬局方 ケイヒ(桂皮)3.0g 日本薬局方 ジオウ(地黄)3.0g 日本薬局方 シャクヤク(芍薬)3.0g 日本薬局方 センキュウ(川きゅう)3.0g 日本薬局方 ソウジュツ(蒼朮)3.0g 日本薬局方 トウキ(当帰)3.0g 日本薬局方 ニンジン(人参)3.0g 日本薬局方 ブクリョウ(茯苓)3.0g 日本薬局方 カンゾウ(甘草)1.5g |
【組成成分】…次は成分生薬の画像です。各生薬の詳細説明にリンクします。 |
食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2~3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 |
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衰弱しきった身体を回復へと導く完全無欠の漢方の妙薬
【十全大補湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈肝炎〉
56歳、女性。 ・現代病名:肝炎 | |
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〈疲労倦怠、貧血〉
42歳、女性。 ・現代病名:疲労倦怠、貧血 | |
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〈精神的ストレスによるしみ〉
製薬会社に勤める男性(30歳代)が、顔に黒いしみができたといって漢方研究医のもとを訪ねました。 ・現代病名:しみ | |
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〈抗がん剤と併用して貧血を改善〉
大柄でよく笑うTさんは60歳の主婦です。閉経後に太りだし、同時に肩こりに悩まされるようになりました。あまりにひどい肩こりは乳がんの疑いがあると友人から聞いたTさんは、心配になり乳腺専門の医師のいる大きな病院へ行ってみました。すると、左の乳房に乳がんが見つかったのです。 ・現代病名:乳がん | |
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〈術後の不調を十全大補湯が解消〉
小学校教諭のAさん(44歳・女性)は、2年前に胸のしこりを発見し、病院で検査を受けたところ、1期の乳がんと診断されました。 ・現代病名:乳がん | |
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〈だるさとむくみが取れた〉
Fさん(25歳・女性)はだるさが取れず、疲れやすくて根気もありません。のどが渇くので、いつも水を飲んでおり、足もむくんでいました。さらには、食べると下痢をするという状態です。 ・現代病名:だるさとむくみ | |
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〈十全大補湯で白血病に勝つ!〉
半年ほど前から貧血などによる体調不良に悩まされていた自動車メーカー営業課長のEさん(53歳)は、社内検診で血小板の減少など、血液の異常を指摘されました。 ・現代病名:白血病 | |
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〈手術後の貧血と疲れやすさが改善した〉
青果店を営むW代さん(37歳)は、毎日忙しく立ち働いていましたが、昨年胃潰瘍で手術を受けて以来、体力がめっきり落ちてしまいました。 ・現代病名:貧血 | |
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〈長引く咽頭炎が完治〉
看護師のMさん(51歳・女性)は、のどが痛んだので、勤務先の漢方を処方する医院でみてもらったところ、咽頭炎を発症していると診断されました。 ・現代病名:咽頭炎 | |
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〈余命3ヵ月が漢方で2年以上延命している〉
大手家電メーカーの経理課長を務めていたEさん(63歳)は、2年前から腹部の痛みに悩まされていました。定年をきっかけに病院で精密検査を受けたところ、腹腔内の腸間膜にかなり進行した悪性腫瘍が発見されたそうです。 ・現代病名:悪性腫瘍 | |
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〈抗がん剤の副作用が治まる〉
胃がんが再発して、手術はできず、抗がん剤を投与されたHさん(64歳・男性)は、貧血がひどく、吐き気がして、まったく食欲がなくなり、抗がん剤を使えなくなってしまいました。 ・現代病名:胃がん | |
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【十全大補湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
補中益気湯 » …本方と同様に体力が衰え、四肢倦怠感、食欲不振などを訴えるが、貧血症状や皮膚乾燥のない場合に用いる。(気虚と中気下陥) | |
真武湯 » …疲労倦怠感は本方ほどではないが、気力が衰えて、下痢・手足の冷え、めまい、身体動揺感などを訴える場合に用いる。(陽虚と水毒) | |
小建中湯 » …体力虚弱者、とくに小児で疲れやすくて血色がすぐれず、腹痛、鼻出血などを訴え、腹直筋の緊張を認める場合に用いる。(五蔵虚労) | |
六君子湯 » …体質虚弱の人で、心窩部の膨満感、食欲不振、疲労倦怠感などがあり、心窩部振水音を認める場合に用いる。(脾虚の湿痰) | |
●本剤は、漢方の古典「和剤局方」(わざいきょくほう)(宋代)収載の処方に基づいて作られた煎じ薬です。 ●本方は10種類の生薬から成り、気血・陰陽・表裏・内外いずれも虚したものを完全(十全)に大いに補うという意味で名付けられました。 ●処方名の「十全」には「完全無欠」という意味があり、気・血・津のすべてに働いて、弱り切った体力・気力を回復してくれます。 |
煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ
煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30~40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2~3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
【頁内目次】…クリックして下さい。写真は上海の街並。