46 ウチダ 七物降下湯 煎じ薬
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。 |
(Mainly treatment) 高血圧や腎炎の妙薬/血虚生風 |
虚弱な方の高血圧に! ●血虚による高血圧に用います。 ●中高年になると運動不足など、長年の生活習慣の影響もあって血管系の老化があらわれ、高血圧の傾向が出てくることがあります。社会の高齢化に伴い、またストレスや飽食など、昨今の生活環境の中でそうした高血圧者の健康管理が一層重要になっています。 ●ウチダ七物降下湯煎じ薬は、からだ全体の調和をはかりながら血圧にもよい影響を与えていく漢方の長所をそなえており、とくに体力にあまり自信がなく、顔色もすぐれず、肩がこったり、頭が重い、あるいはのぼせたり、耳鳴りがしたりする方におすすめしたい漢方薬です。 ●高血圧薬としては、西洋薬のように単に血圧を下げるだけでなく、高血圧の諸症状を緩和して、平行して体質を改善することで、血圧を健全に戻していく効果があります。 ×体力が衰えていても胃腸の働きの良い方に用いるもので、食欲不振、下痢などを起こす方は禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【適応症】高血圧に伴う随伴症状(頭重、肩こり、のぼせ、耳鳴り)、更年期症候群、本態性高血圧、腎性高血圧、慢性腎炎、動脈硬化症 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、食欲不振や吐き気、嘔吐や下痢(泄瀉)など、胃腸の弱っている方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1001 | 30日分 | 9,980円 | 10,479円(税込) |
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【診断のポイント】 ●最低血圧の高い高血圧 ●冷え症、皮膚枯燥(四物湯証) ●蛋白尿を見ることがある |
七物降下湯は、次の証の方に最適です。 ●陰虚陽亢 » ●血虚生風 » |
【効能効果】(efficacy)(健康保険上) 身体虚弱の傾向のあるものの次の諸症: 高血圧に伴う随伴症状(頭重、肩こり、のぼせ、耳なり) |
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。七物降下湯の構成生薬は下記の7種類です。 おもに、当帰や川きゅうなど血流をよくして体をあたためるものからなります。釣藤鈎には、脳血管を広げて脳循環をよくする作用もあるといわれます。 日本薬局方 シャクヤク(芍薬)4.0g 日本薬局方 トウキ(当帰)4.0g 日本薬局方 オウギ(黄耆)3.0g 日本薬局方 ジオウ(地黄)3.0g 日本薬局方 センキュウ(川きゅう)3.0g 日本薬局方 オウバク(黄柏)2.0g チョウトウコウ(釣藤鈎)3.0g |
食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2~3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 |
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高血圧や腎炎の妙薬
【七物降下湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈高血圧症〉
57歳、男子。 ・現代病名:高血圧症 | |
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〈高血圧症〉
60歳、男性。 ・現代病名:高血圧症 | |
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【七物降下湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
八味地黄丸 » …体力はあまり低下していないが、下腹部の腹壁緊張が低下し、陰萎や頻尿、夜尿症など排尿異常を訴えて高血圧のある場合に用いる。(腎陽虚) | |
釣藤散 » …中年以降の体力中等度の高血圧症で、慢性の頭痛、肩こりを訴え・怒りやすく、眼球結膜の充血などのある場合に用いる。(脾胃気虚で肝陽化風) | |
黄連解毒湯 » …体力充実している人の高血圧症で、赤ら顔でのぼせやすく、頭痛があり、不安、不眠、心悸亢進のある場合に用いる。(心、肝胆火旺) | |
●本剤は、昭和の漢方医学復興に尽した大塚敬節の創方による処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく煎じ薬としたものです。 ●本方は大塚敬節が創製したもので、四物湯に釣藤鈎、黄耆、黄柏を加えた7種類の生薬から成り、高血圧を治療することから名付けられました。 ●身体が虚弱な方で高血圧に伴う頭痛、肩こり、のぼせ、耳鳴りなどを訴える方に使用します。 |
煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ
煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30~40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2~3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
【頁内目次】…クリックして下さい。写真は上海の街並。