101 ウチダ 升麻葛根湯 煎じ薬
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。 |
(Mainly treatment) 熱性発疹性疾患初期 |
●麻疹(はしか)、風疹(ふうしん)、水痘、痘瘡、猩紅熱(しょうこうねつ)等、熱性発疹性疾患初期の発疹の不分明な時期の常用処方です。発疹を促す目的で用います。 ●解肌透疹の剤となり、麻疹、風疹に対する基本方剤です。 ●また、流感の頭痛がはなはだしく、眼痛・咽喉腫痛・鼻血・脳症状などのある場合に使用してよいようです。 ●体の熱や腫れ、あるいは痛みを和らげる作用があります。カゼのひき始めに適応するほか、皮膚炎や麻疹(はしか)の治りをよくします。 |
【適応症】麻疹(はしか)・風疹の初期、感冒、インフルエンザ、水痘、扁桃腺炎、皮膚炎、猩紅熱、発疹を伴う熱性病の初期、鼻出血、丹毒 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1015 | 30日分 | 9,980円 | 10,479円(税込) |
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【診断のポイント】 ●発熱、悪寒、無汗 ●頭痛、筋痛 ●上気道、粘膜症状 |
【効能効果】(efficacy)(健康保険上) 麻疹や感冒の初期、皮膚炎。 |
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。升麻葛根湯の構成生薬は下記の5種類です。主薬の升麻は、発疹をうながし、その病因を発散させることで皮膚病を治すといわれます。そのほか、痛みをやわらげる葛根や芍薬、緩和作用のある甘草などが含まれます。 日本薬局方 カッコン(葛根) 5.0g 日本薬局方 シャクヤク(芍薬) 3.0g 日本薬局方 ショウマ(升麻) 2.0g 日本薬局方 カンゾウ(甘草) 1.5g 日本薬局方 ショウキョウ(生姜) 0.5g |
食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2~3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 |
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麻疹(はしか)、風疹(ふうしん)、水痘(みずぼうそう)、痘瘡、猩紅熱(しょうこうねつ)
【升麻葛根湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈2、3日で発疹が治まり、1週間足らずで完治〉
小学校1年生のM子ちゃんが発熱しました。母親は市販のかぜ薬を買ってM子ちゃんに飲ませていましたが、なかなか熱が下がりません。発熱は3日続き、心配になった母親が、M子ちゃんを連れて行きつけの漢方の専門家を訪ねたところ、はしかであることがほぼ確定しました。 ・現代病名:はしか | |
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【升麻葛根湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
香蘇散 » …比較的体力の低下した人の感冒の初期で、不安、不眠、頭痛、抑うつ気分などの精神神経症状、食欲不振などの胃腸症状を伴う場合に用いる。(気滞の感冒) | |
葛根湯 » …比較的体力のある人の熱性疾患の初期で、悪寒、発熱、頭痛は本方に似ているが、より激しく、項背部のこわばり、体痛などを訴え、自然発汗の少ない場合に用いる。(太陽陽明合病) | |
桂枝湯 » …比較的体力の低下した人の熱性疾患で、悪寒、発熱、頭痛とともに、のぼせ、身体痛などを訴え、この時、自然に発汗することが多い場合に用いる。(太陽中風) | |
麻黄湯 » …体力中等以上の人で、悪寒、発熱、頭痛、腰痛、四肢の関節痛、筋肉痛などが一層顕著で、特に咳漱、喘鳴を伴う場合にもちいる。(太陽傷寒で表不解、無汗、脈浮緊) | |
銀翹散 » …温病系風邪(風熱(表熱))辛涼解表剤、上焦風熱、衛分証、気分証に使用。熱感があり、悪寒はない。口渇、咽痛、咳嗽がある。感冒、インフルエンザ、咽頭炎、扁桃腺、流行性耳下腺炎等。 | |
●本剤は、漢方の古典「万病回春」(まんびょうかいしゅん)(明代)収載の処方に基づいて作られた煎じ薬です。 ●本方は5種類の生薬から成り、その主薬である升麻と葛根の名をとって処方名とされました。 |
煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ
煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30~40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2~3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
【頁内目次】…クリックして下さい。写真は上海の街並。